当院では避妊去勢手術、歯石除去以外にも各種外科手術に対応しています。
手術への取り組み
痛みを極力なくしてあげる
人と同じように、ワンちゃんもネコちゃんも痛みを感じます。痛みは心身ともに動物たちに負担となり、手術の成功だけでなく術後の回復にも大きく影響を与えます。当院では術中・術後の痛みを限りなくゼロにするためのペインコントロールに力を入れています。
不安を極力なくしてあげる
手術前後は飼い主様が不安であるように、動物も飼い主様と離れた状態であることから不安を感じてしまう子もいます。動物たちが少しでも安心して過ごせるよう、静かで快適な環境作り、動物たちの気持ちに寄り添った不安を和らげる接し方を心がけています。
エリザベスウェア取り扱い
術後に傷を気にしてしまう子がいます。これまでばエリザベスカラーで対策していましたが、動物達の生活により負担の少ないエリザベスウェアを取り扱っています。
手術実績
軟部外科
- 犬・猫・うさぎ卵巣・子宮摘出術
(不妊手術を含む) - 犬・猫・うさぎ精巣摘出術
(去勢手術を含む) - 帝王切開術
- 潜在精巣摘出術(皮下・腹腔内)
- 皮膚腫瘤摘出術
- 乳腺腫瘍摘出術
- 外傷縫合術
- 断尾術
- 断脚術
- 断指術
- 狼爪切除術
- 臍ヘルニア整復術
- 鼠径ヘルニア整復術
- 横隔膜ヘルニア整復術
- 会陰ヘルニア整復術
- 胃切開術
- 消化管内異物摘出術
- 消化管部分切除・吻合術
- 直腸ポリープ摘出術
- 腹腔内腫瘤摘出術
- 肛門腫瘤摘出術
- 腎臓摘出術
- 膀胱結石摘出術
- 膀胱破裂整復術
- 尿道結石摘出術
- 会陰尿道造ろう術
- 垂直耳道切除術
- 耳介縫合術
眼科外科
- 眼球全摘出術
- 眼瞼腫瘤切除術
- 瞬膜腺(チェリーアイ)整復術
- 瞬膜フラップ作成術
- 眼瞼内反形成術
口腔外科
- 遺残乳歯抜歯
- 歯石除去
- うさぎ切歯切除・臼歯切削
- モルモット切歯切除・臼歯切削
- 下顎結合固定術
その他
- 大腿骨頭切除術
- フィラリア成虫摘出術
手術の流れ
① 身体検査&術前検査
全身麻酔をかけるため、内臓等に問題がないか事前に血液検査をします。特に麻酔の代謝に関わる「腎臓」「肝臓」に異常が無いか確認します。また、腫瘍症例など必要に応じて胸部レントゲン検査を行い、「肺転移」などが無いか確認します。検査結果から問題が無い子のみ、手術を実施します。
② 予約
診察日の昼(12:00~16:00)に手術を行います。飼い主様と病院の日程を調整して、手術日を決定いたします。
③ 手術日前日~病院来院前
- 前日の夜10時以降は、何も食べさせないで下さい
- 当日の朝8時以降は、お水も飲ませないで下さい
- 前夜からは、あまり興奮させないように注意して下さい
麻酔中に吐くことがあります。この時、意識がないため吐いたものを呼吸と一緒に吸い込んでしまい、結果、肺炎や窒息死を招く恐れがあります。絶食絶水ができなかった時は、安全のため手術を延期します。
④ 手術日当日
- 午前11時までにご来院下さい
- お預かり中は連絡がつくようにして下さい
⑤(入院~)お迎え
- 診察時間中にお迎えにご来院ください
状態や手術内容によって、当日お迎えか入院か変わります
⑥ 抜糸
術後10~14日を目安に抜糸のためご来院いただきます。動物の状態や手術内容によって前後します。術後も問題がないかしっかりアフターフォローさせていただきます。ご不明な点やご不安な点があればお気軽にご相談ください。