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初めて家族を迎える方へ

初めてワンちゃん・ネコちゃんを迎える時、様々な不安があると思います。
安心してワンちゃん・ネコちゃんとの生活を送れるよう、不安なことがあれば些細なことでも構いませんのでお気軽にお問合せ下さい。

① 新しい環境に慣れさせる

飼い始めてしばらくの間は環境が変化するので、精神的・肉体的ストレスなどから最も体調を崩しやすい時期です。迎えてしばらくは、環境に慣れさせることを第一に考えてあげてください。可愛いからと寝ている時に触らずに、たっぷり眠らせてあげましょう。逆に遊んで欲しい、構って欲しいと寄ってきた時は優しくなでてあげてください。

② トイレ

ワンちゃん

ワンちゃんは自分の眠る場所での排せつを本能的に嫌うので、寝床とトイレは室内にきちんと別にして設置してあげましょう。間違った場所で排せつしても叱ってはダメです。 恐怖で排せつ行為に不安を感じ、隠れて行う可能性も出てくるからです。逆に正しい場所で排泄ができたら、たくさん褒めてあげましょう。

猫ちゃん

猫ちゃんが安心できる場所にトイレを設置してあげましょう。安全でない・不安定と感じる場所にトイレを設置してしまうと、他の場所で排泄してしまう恐れがあります。また、猫ちゃんのトイレのポイントは、

  1. 砂のタイプはなるべく自然の砂に近いもの
  2. トイレの大きさは体長の1.5倍以上
  3. 砂の量は多めに入れておき、深すぎず浅すぎないをキープしてあげると、理想のトイレに近づくと思います。

ただし、猫ちゃんによってトイレの好みは変わりますので、トイレで上手く排泄ができない場合は、理想のトイレが見つかるまで様々なタイプを試してあげてください。

③ 食事

離乳後のドッグフードやキャットフードは「総合栄養食」と記載のあるものを与えましょう。「総合栄養食」とはそのフードとお水があれば、1日に必要な栄養をバランスよく摂取することができます。おやつを与える場合は、1日に与える食事全体のカロリーの10%未満にしてください。

④ 動物病院で健康チェック&各種予防

仔犬・仔猫をを飼いはじめたら、なるべく早く動物病院へ連れていき健康チェックを受けましょう。動物病院へ連れて行く際には、病気への免疫ができていないことから、キャリーバッグなどに入れて、他の動物と接触できない状態でご来院ください。飼い始めて一週間以内の場合、環境変化によるストレスから体調を崩しやすいため、ワクチン接種はお勧めしていません。体重測定、簡単な健康チェック、検便など負担をかけない検査を先に進めていきます。先住動物がいる場合、ワクチン接種などが済むまでは先住動物と部屋を分けるなどして、接触を避けるようにしましょう。

ワンちゃん・ネコちゃんの各種予防については以下のページをご覧ください。

⑤ お家で日々の健康チェック

小さいうちから、体を触られることに慣れさせましょう。体を触ることで、病気や怪我の早期発見にもつながります。ただし、無理に触ると嫌がって、動物にストレスがかかります。ワンちゃん・ネコちゃんが気持ちいいと思う触り方を工夫して見つけましょう。

触れるようになってほしい部位

  • 口 ⇒ デンタルケアがしやすくなります
  • 耳 ⇒ 耳掃除がしやすくなります
  • 足先 ⇒ 爪切りがしやすくなります
  • おしり ⇒ 肛門腺絞りがしやすくなります

⑥ 甘噛みや誤飲に注意

小さいうちは、やって良いことと悪いことの区別がつきません。そのため、飼い主様が適切なしつけや対策をしていく必要があります。

甘噛み対策

仔犬・仔猫は好奇心旺盛なので、ニオイを嗅いだり、咬むことで学習していきます。
目の前で手をひらひらさせたり、じゃれさせると、手をおもちゃだと勘違いしてしまうため、絶対にやめましょう。遊ぶ時は必ず咬んでもいいおもちゃを使ってください。遊んでいる時に手を咬む時は、叱ることはせず、咬んだ瞬間に「痛い!」と言って遊びを中止して、部屋を出るなどしばらく無視してください。「人間の手を咬むと楽しいことが中断される」ということを学習させます。
家具などを噛む場合には、エネルギーを発散できていない可能性があるため、おもちゃなどでたっぷり遊んであげてください。

誤飲対策

仔犬、仔猫の時期は何でも口にして食べます。それは食べ物に限らずです。そのため、ワンちゃん・ネコちゃんの手の届くところに、モノを置かないようにしましょう。また、心配な場合は、留守番させる時や目を離す時はサークルやケージに入ってもらうと安心です。また、ワンちゃんの場合、散歩中に拾い食いする子もいるため、拾い食い予防のためのしつけや、ロングリードや伸びるリードを使わないなどの対策をするのも1つです。