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歯垢や歯石が体にどのように影響するかをご存知ですか?歯石には細菌がたくさんいて、口臭や歯周病の原因になります。でも、それだけではありません。歯周病になると歯根、あごや頭の骨を破壊し溶かしていきます。もし、細菌が血管に侵入すると、心臓、腎臓、肝臓、脊椎などに到達し、そこで炎症や感染症を起こし生命に関わる病気を発症させます。たかが歯の病気と思わず、寿命をまっとうするためには歯の健康は欠かせません。

よくある症状

  • 口が臭い
  • 口を痛がる
  • 歯石がついている

よくある口腔内の疾患

歯周病

歯周病の原因の一つは「歯石」です。細菌の集合体である「歯垢」が固まると「歯石」となります。歯石がある子は常に口の中に細菌がいる状態となり、歯肉の炎症や歯槽膿漏などの「歯周病」となります。ワンちゃんやネコちゃんは人のように毎日歯磨きをすることが難しいため、5歳以上の8割ほどが「歯周病」と言われています。歯石は歯磨きでは取ることができないため、もし歯石が付いてしまった場合は麻酔下での歯石除去が必要です。そうならないように、小さい頃からデンタルケアをお勧めします。

歯石除去前
歯石除去後

口内炎

ネコちゃんに発生することが多いです。ウイルス感染や細菌感染、または免疫の過剰反応などが原因と言われています。口腔内が赤く腫れて潰瘍が生じ、出血や痛みも伴うことが多いため、ネコちゃんの食欲の低下などQOL(生活の質)を著しく下げます。原因ウイルス/菌を取り除くための歯石除去や抗生物質の投与、症状を緩和するための痛み止め、免疫用製剤などの治療法があります。

根尖周囲病巣

歯の根っこの先端部分(根尖=こんせん)の周囲に炎症が起きている状態です。進行すると歯を支える骨に瘻管(ろうかん)という膿の出る管ができ、皮膚に穴が開き、膿が出るようになります。また、口腔内と鼻腔が貫通すると、くしゃみや鼻汁、鼻出血などの症状がみられます。麻酔下で抜歯処置が必要になります。

自宅でできるデンタルケアは?

STEP1 お口を触らせてくれない場合

デンタルガム

お口を触らせてくれたら、ご褒美というように少しずつ口に触らせられるようにしましょう。

STEP2 唇をめくれる子

歯磨きシート

歯茎を指で触らせてくれたら、ご褒美を与える。歯と歯茎を指で磨けたらご褒美を与えるというようにしていきましょう。

STEP3 鼻先を抑えることが出来る子

歯磨き

最終段階です。歯茎をめくることが出来たら、ご褒美を与える。歯磨き粉を歯茎に塗れたら、ご褒美を与えるというようにしていきましょう。

上記ステップで、小さい頃からデンタルケアに慣らしておくことが大切です。とは言え、歯磨きは簡単にできるものではありませんの、様々なデンタルケア用品の中から、飼い主様とペットに合ったデンタルケアをしてあげてください。当院でもデンタルケア相談を受け付けておりますので、お気軽に相談ください。