予防スケジュール
犬の予防スケジュール
3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 |
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狂犬病予防接種(年1回) | |||||||||||
混合ワクチン接種(年1回) | |||||||||||
フィラリア予防(5〜12月) | |||||||||||
マダニ・ノミ予防(1年を通して) |
猫の予防スケジュール
3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 |
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混合ワクチン接種(年1回) | |||||||||||
フィラリア予防(5〜12月) | |||||||||||
マダニ・ノミ予防(一年を通して) | |||||||||||
お腹の虫下し(年4回) |
フィラリア症予防
フィラリア症とは、心臓の中にそうめんのような寄生虫がわいてしまう大変怖い病気で、蚊によってうつされます。おなかの中の虫と異なり、簡単に駆虫することができません。
宇多津町周辺では5月中旬から12月中旬までの予防を推奨しています。(生活環境により異なることがありますので、詳しくはお問い合わせください。)
フィラリア症は毎月1回の予防薬をのませていただくか、1年に一回の注射により予防することができます。もともとはワンちゃんの病気ですが、ネコちゃんやフェレットちゃんにもうつることがわかっていますので、同様の予防をお勧めしています。
マダニ予防
マダニは春から秋にかけて活発に活動をしており、草むらや芝生に潜んでいますので、日常的なお散歩コースや公園・河川敷・山などでうつります。マダニはワンちゃんに対して、「バベシア症」という重度の貧血を引き起こし、命に係わる病気(寄生虫)をうつすことがあります。このバベシア症、香川県が全国で一番発生数が多いという報告がありました。今現在バベシア症に対する特効薬はなく、フィラリア症とならんで、かかると非常にやっかいな病気ですので、バベシア症をうつす元である、マダニの予防・駆除を強くお勧めします。
また、近年マダニがうつす人の病気で、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)のニュースを時々見かけますが、この病気が犬や猫にもうつることがわかりました。さらにはその犬や猫の体液等との接触により、人にうつったと考えられる報告があり、注意が必要です。
これまでマダニの予防期間は3月から11月位までとお勧めしていましたが、昨今の温暖化の影響を明らかに感じるようになり、これからは1年を通しての予防(通年予防)をお勧めすることとしました。
ノミ予防
ノミは痒みによるストレスだけでなく、強いアレルギーを引き起こしたり、おなかの寄生虫をうつすこともあります。ノミによる痒みなどは命に関わるものではありませんが、動物たちのQOL(=生活の質)を著しく下げてしまいます。
お散歩中や家の庭(ノラ猫がノミを落としていく)でうつされたと思われる患者様も来院されています。合わせて予防をしてあげましょう。
混合ワクチン
ワンちゃん、猫ちゃんにも様々な伝染病があり、ウイルス伝染病には特効薬がありません。
狂犬病以外にも犬ジステンパーウイルス感染症、犬レプトスピラ症、犬パルボウイルス感染症、猫白血病ウイルス感染症など死亡率が高く、怖い病気がたくさんあります。
どんなに感染しないように防ごうと思っていても、ワクチン接種をしないと日常生活の中で感染するリスクがあります。
混合ワクチン接種で発症リスクの軽減と、万が一発症した場合の重症化を防ぎましょう。
当院で取り扱っている混合ワクチン
犬の混合ワクチン
予防できる感染症 | 2種 | 5種 | 7種 |
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犬ジステンパーウイルス感染症 | ○ | ○ | ○ |
犬パルボウイルス感染症 | ○ | ○ | ○ |
犬アデノウイルス2型感染症 | ○ | ○ | |
犬伝染性肝炎 | ○ | ○ | |
犬パラインフルエンザウイルス感染 | ○ | ○ | |
犬レプトスピラ症 | ○ |
猫の混合ワクチン
予防できる感染症 | 3種 | 4種 |
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猫ウイルス性鼻気管炎 | 〇 | 〇 |
猫カリシウィルス感染症 | 〇 | 〇 |
猫汎血球減少症 | 〇 | 〇 |
猫白血病ウイルス感染症 | 〇 |
狂犬病ワクチン
全てのワンちゃん(おうちの中だけで飼われているワンちゃんも含む)は一生に一回の登録と年一回の狂犬病予防接種が、法律で飼い主様に義務づけられています。
当院では診察時間内であればいつでも予防接種を行うことが可能で、役場への手続きも代行しています。簡単な健康チェックも含めて、役場と同価格で行っていますので、どうぞご利用ください。役場から届いたお葉書をお持ちいただくと手続きが楽にすみます。
料金表
狂犬病予防注射料金 | 2,450円 |
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注射済票交付手数料 | 550円 |
初回登録手数料 | 3,000円 |
お腹の寄生虫
子犬・子猫の場合、検便で発見される前に深刻な症状になり、命に関わることがあります。
ワンちゃん、猫ちゃんを飼い始めたら、まず一度検便しましょう。
たくさん寄生虫が寄生すると、以下のような症状を引き起こします。
- 元気がなくなる
- 動作が鈍くなる
- 消化不良や下痢を起こす
- おなかがふくれる
- 発育不良を起こす
- 血便や貧血を起こす
人への感染経路
- キスや食事の口移し
- スキンシップ
- ワンちゃん、猫ちゃんの排泄物
赤ちゃんや幼児がいる場合は特にお気を付け下さい。